街の名店パンを一堂に集めた移動式のパン屋「Marché Bakery(マルシェベーカリー)」について
販売場所ネットワーク・移動販売のオペレーション提供能力を持つメロウと、街のパン屋さんのネットワーク、課題解決システムを持つsacriの連携で実現するパンのマルシェ式移動販売です。農林水産省の「食品産業動態調査」によると、2020年のパン生産量(小麦粉ベース)は、前年比1.4%増の126万4,926トンと(※1)、消費額がコメの1.3倍に拡大しています。おうち時間が進みパン需要がのびているなか、本取り組みによって自宅近くのパン屋さんだけでなく、つくり手の顔が見えるお店のこだわりパンが買えるようになります。
※1:食品製造業の生産動向(出典:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_doutai/doutai_top.html)
概要
12月から3ヶ月間の期間限定で都内のマンションや公園にて販売を開始します。移動ルート上にある5店から約160種類のパンを取り扱い予定で、一度の移動販売では3店舗のパン約30種類が店頭に並びます。日によってお店のラインナップを変更予定です。また、順次販売場所や参加するパン屋さんを拡充していく予定です。
既に2021年12月1日(水)に都内マンションでプレオープンしており、複数回営業を行ってきました。12月8日(水)にグランドオープンを予定しています。
2種類のご利用方法
【受取りスムーズで、お目当てのパンを確実に買いたい方】
(1)sacriアプリ内地図から、出店場所の「Marché Bakery」の青色のピンをタップします。
(2)表示されるパン屋さん一覧からお店を跨いでお気に入りの商品を選びます。
(3)商品の選択後、お支払い(クレジットカード決済)を行うと、取り置きが完了します。
(4)ご指定した受取日時に「Marché Bakery」で、受取番号をご提示の上、商品をお受け取りください。
【ふらっとご来店し、じっくり選びたい方】
(1)当日、出店場所にお越しください。
(2)陳列されている商品から、お好きな商品を選んでお買い上げいただけます。
パンのマルシェ式移動販売「Marché Bakery」の特異性
■パン屋さんの配送コスト0で、顧客にパンを届けることができる
~ 移動ルート上のパン屋さんから商品をピックアップし、効率よく各街の名店パンを販売 ~
コロナ禍で顧客が店頭での買い物を控えていたなか、パン屋さんも店頭販売以外のチャネル開拓が課題となりました。時流を受け、様々なデリバリーサービスが世の中で活用されていますが、パンの単価や利益構造では、そういった既存サービスを活用できるパン屋さんはほとんどありません。移動型の「Marché Bakery」は、移動販売拠点からの移動ルート上で各街のパン屋さんから商品を集荷し、販売場所に着くころには様々な店のパンが集まる仕組みです。パン屋さんにとっては毎日の店頭販売を運営しながら、オペレーションや配送コストをかけることなく、お店を飛び出してさまざまな街へパンを届けることができます。
~ マンションなどの生活動線へ移動販売。店頭販売、イベント販売以外の新規顧客開拓 ~
パン屋さんの主な販売チャネルは、商圏1~2km以内の顧客を待つ「店頭販売」か、「イベント出店」の2つですが、コロナ禍で店頭の客数が減り、イベントの開催も不定期です。イベント参加時にも「店を閉めて運営する」、「配送コストがあがってしまう」、「誰がパンを運ぶのか」といった課題や、そもそも開催頻度が少なく天候リスクもあります。そこで、メロウの販売場所ネットワークを活用することで、マンションや公園、オフィスといった様々な場所へ日常的にパンを届けることができます。
■コロナ禍以降、おうち時間が長い生活に寄り添った営業スタイルを実施。
~ 色々なパン屋さんのパンを一度に楽しめる。様々な選択肢を提供 ~
生活圏以外のパン屋さんや、パンマルシェなどのイベントにまだ出向きにくい顧客にも、様々なお店のパンを選ぶことができます。コロナ禍でまだまだ続くお家時間の長い生活のなかで、新しい出会いや食べ比べといった楽しみを提供することができます。
~ sacri(サクリ)アプリから取り置きができ、買いたいパンを確実に購入できる ~
事前決済のためお店では受け取るだけのスムーズなフローなので、子連れの方やお時間が無い方もお買い物がスマートに済みます。働いている方、お店から遠いところに住まれている方、並ぶことが難しい方など、今まで来店できるタイミングにパンが売り切れていて残念な思いをされることが多かったパン好きの方にも、お気軽にお気に入りのパンをご購入いただけるようになります。
取り組みにかける思い
■メロウ
おうち時間の長い生活でのなかで、内食・中食・外食のボーダレス化が進んでいます。昨年、マンションでのパン屋さんの移動販売を実施したところ、「普段行けない遠くのパン屋さんが来てくれるので、1週間の楽しみにしている」といった喜びの声が多数ありました。また、「次に移動販売が来るまで、冷凍して少しずつ楽しんでいる」といったまとめ買いも多く、購入客単価はキッチンカーの数倍となる場合もあり、パンのニーズを実感しました。本取り組みでは、sacriのパン屋さんとのネットワークと取り置きできる仕組みを活用し、1店舗ではなく複数の店舗からお好みをパンを自宅マンション下まで届けてくれる仕組みが実現できます。街の名店パンが食卓に並ぶことで、食べ比べを楽しんだり、いつもとは違うパン屋さんの話題でおうちや家族の時間をより豊かに彩ります。将来的には、この様々なお店を回る仕組みを活用したフードロスへの貢献も企図しています。
■sacri(サクリ)
2020年10月下旬、コロナ禍の真っ只中sacriは正式リリースを行いました。それから約1年の間、約3.7万人のお客さまにご利用いただき、お目当ての商品をお店で「確実に取り置くこと」「安心してスムーズに受け取る」買い物体験を実現して参りました。それと同時にパン屋さんへ「作って、攻める」マーケティングの支援をして参りました。管理画面上に蓄積した商品基本情報や過去販売データを活用することで、需要予測や売れた分だけを製造するなどの運営リスクや食品ロスを抑えつつ、多店舗展開を行うサテライト店舗展開やノーリスク型のイベント出店といった「したくてもできなかった」攻めの営業スタイルを簡易に実現できました。特にコロナ禍のタイミングでは、「(来店したいけど)なかなか足を運べない」という声も多く聞かれました。時流を受け、様々なデリバリーサービスが世の中で活用されていますが、パンの単価や利益構造では、そういった既存サービスを活用できるパン屋さんはほとんどありません。その点、sacriでは事前決済を済ませた上で取り置きが可能なため、お渡しするスペースを確保することさえできればどこでも簡単に店舗化できます。そのため、店舗自体をお客さまが足を運びやすい日常空間に出向いていくことで、コロナ禍に於いても、よりお客さまがお気に入りのパン屋さんのパンを身近に楽しんで頂けます。一方で、新たに創出した販路への「パンの運搬」は、個人で営まれているお店の方にとって負担となり、弊社の運営上の課題として残っておりました。今回、店舗型モビリティのプラットフォームとして出店場所を多く持つSHOP STOPと共同で事業を行うことで、移動と集荷を兼ねることができ、お店の方の負担を低減し、マンションの下といったお客さまの生活の足元までより機動的に攻めることができるようになります。また、sacriの強みである事前決済やデータベースの商品管理もの強みを活かしていきたいと考えています。是非便利で、新しいパン屋さんでの買い物体験をお届けできることを楽しみにしています。
「Marché Bakery」に参加するパン屋さん
■LITTLE BY LITTLE
@新浦安浦安
日の出エリアにあり、「美味しい食パンとコーヒーのお店」がテーマ。人気商品の生食メロンパン2種はパンのフェスアワード2020でゴールド賞受賞。素材にこだわった生食パン生地を使用した事で、しっとりとなめらかな食感をお楽しみ頂けます。
■Arina de panaderia(ありパン)
@新小岩
お客様の「思い出に残るパン屋」をコンセプトに、母と娘と陽気なスタッフが毎日パンを焼いています。
■東京べーぐる べーぐり
@西葛西
西葛西駅近くにある厳選された国産素材で作るべーぐるを楽しめるお店。「美味しい、楽しい、カラダによい」を基本コンセプトに、日本人好みのもちもち食感のべーぐるを作っています。
■パン工房シエル
@浦安浦安
猫実エリアにある「いつ食べても食べ飽きないパン」をテーマにしたお店。季節の食材使ったパンや、素材本来の味を楽しめる食パンなど、豊富なパンを日々提供しています。
■pain ordinaire
@南行徳
日常に寄り添ったパン屋を目指してハード系のパンとクロワッサンが自慢のお店です。
パンを購入したお客様の声
「近くに美味しいパン屋が無いので、隣の駅まで買いに行っていた。マンションの下で美味しいパンが買えるのは嬉しい」「一度に色々なお店のパンが楽しめて楽しい」「ベビーカーを押してパン屋さんに入るのが大変なので、事前予約できるサービスは今後も活用できそうで嬉しい」と言った声が聞かれました。
直近の営業スケジュール
12月8日(水):江東区、有明某マンション(11:00-13:00、16:30-19:00)
12月9日(木):葛飾区、青砥某マンション(11:00-13:00)
12月10日(金):中央区、晴海某マンション(11:00-13:00、16:30-19:00)
12月11日(土):世田谷区、JRA馬事公苑前けやき広場(12:00-16:00)
12月12日(日):中央区、晴海某マンション(11:00-16:00)
12月は曜日固定で上記の場所を巡回します。12月以降のスケジュール、営業場所は調整中です。
ご取材についてはお気軽にお問い合わせください。
株式会社Mellow 広報 :pr@mellow.jp 03-6268-9331
※訂正履歴12月13日:世田谷区 JRA馬事公苑前けやき広場の営業時間が変更になりました。
訂正前:11:00〜16:00 訂正後:12:00〜16:00
■メロウの店舗型モビリティ導入サポートについて
本プランでは、店舗型モビリティのリース、オフィス街やマンション・商業施設・公園といった出店ロケーション戦略、運営スタッフ手配をはじめ、モビリティ事業へ参入されるにあたり必要となる様々なリソースをワンパッケージにてご提供しています。各企業様のコンテンツに合わせた最適なプランを組むことが可能で、リスクをおさえたモビリティ事業立ち上げが可能です。
■パン屋さんの取り置きアプリ、sacri(サクリ)について
本サービスは、街のパン屋さんのパンをお客さまがどこからでも簡単に事前決済と取り置きができるアプリです。働いている方やお店から遠いところに住まれている方、並ぶことが難しい方など、今まで来店できるタイミングにパンが売り切れていて残念な思いをされることが多かったパン好きの方にも、お気軽にお気に入りのパンをご購入いただけるようになります。また、事前決済のためお店では受け取るだけのスムーズなフローなので、子連れの方やお時間が無い方にもご安心いただけます。また、コロナ感染対策としてもお買い物がスマートに済みます。お店に対しても、攻めのマーケティングによる来店促進と単価UP・製造数予測・予約やお会計のオペレーション負荷低減という効果を見込めます。
■株式会社sacriについて
我々は「お店とお客さまを繋ぎ、豊かな毎日を創る。」をミッションとしています。お店を経営される方々が、よりゆとりのある経営を行えるようになることで、お客さまやその地域にとってのかけがえの無い存在として継続し、そこで暮らす方々に対して、より豊かな日常を創り出すためのお手伝いを全力でしていきます。https://sacri.jp
■Mellowについて
オフィス街、住宅街、病院といった多様なロケーションを停留所として、個性豊かな移動型店舗「ショップ・モビリティ」を配車するプラットフォームサービス「SHOP STOP」を運営しています。キッチンカーを中心とした1,300店以上と提携し、首都圏・関西・九州エリアで展開中です。フード以外には、「豊洲市場仲卸による鮮魚販売モビリティ」「保険の相談モビリティ」などのショップ・モビリティ運営ノウハウも有し、さまざまな業態のモビリティ化を促進しています。また、キッチンカーの開業、経営に関する無料相談や、キッチンカー参入の障壁となる初期費用、営業場所の確保、保険などのリスクへの備え、営業ノウハウなどあらゆるサービスをワンパッケージにした日本初の飲食事業者向けMaaSサブスプリクション「フードトラックONE」を展開するなど、モビリティビジネスへ参入する事業者のサポートを行なっています。メロウはモビリティビジネスのプラットフォーマーとして、モビリティ起点でアップデートされる豊かな未来の街づくりへ寄与してまいります。
URL:https://www.mellow.jp/
ios版アプリ:https://apps.apple.com/jp/app/shop-stop/id1198454992
Android版アプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mellow.schedule&hl=ja
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/shopstop_mellow/
会社概要
会社名 株式会社Mellow(Mellow Inc.)
事業内容 モビリティを活用した空地活用事業・店舗型モビリティの開業支援およびコンサルティング事業
資本金(準備金を含む):9億406万円
代表者 石澤正芳 森口拓也
従業員数 35名(役員含む)
設立 2016年2月18日