2023-03-09

メロウ、キッチンカーによる丸の内エリア広場の賑わいを加速。

丸の内エリアのキッチンカー利用意識調査を実施。ビル外からの利用6割、利用者は30代を筆頭に年代は分散傾向。多様な人々が広場に出入りするきっかけに。

日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「SHOP STOP」を展開する株式会社Mellow (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:石澤 正芳、以下「メロウ」)は、三菱地所グループが管理・運営を行う「丸ビル」1階マルキューブ、「大手町パークビル」外構部におけるキッチンカー導入支援を進めておりますが、このたび広場を活用するお客様のアンケートを実施しましたのでお知らせします。

メロウ、キッチンカーによる丸の内エリア広場の賑わいを加速。
背景

昨今、都市開発や公共主導のスペースにおいて、街なかにある広場を活用し、街に訪れる人々を豊かにしようという動きが活性化しています。
特に都市部での広場活用が広がっており、広場の中でも特に公共性の高い「公開空地(※1)」におけるSHOP STOPの広場活用事例はコロナ禍以降も加速し、
2019年と2022年の12月前年同月比では3.2倍となっています。

当社ではこうした社会背景を受け、昨年三菱地所が運営するコーポレートベンチャーキャピタルから出資を受けました。さらには、三菱地所グループの管理、運営するビル前の広場活用において連携し、まちの価値向上に努めています。
三菱地所は「丸の内NEXTステージ」という新たなまちづくりビジョンを発表し、”人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台づくり”をスタートしています。両社が連携を深めるなかで、三菱地所グループが管理・運営を行う「丸ビル 」1階マルキューブ、「大手町パークビル」外構部において、
積極的にキッチンカーの導入が進んでいます。そこで今回、広場利用の一例としてキッチンカー利用者の意識調査を実施いたしました。

調査概要

・調査対象:「大手町パークビル」外構部、「丸ビル」1階丸キューブ(公開空地)のキッチンカー利用者
・調査タイトル:キッチンカーのご利用に関するアンケート調査
・調査期間:2022年12月15日、2023年1月19日
・調査機関:自社調査・調査方法;街頭でキッチンカー利用者がアンケートを読み込み、フォームより回答
・有効回答数:124名

調査結果サマリー

・「ビル外部からの来店」が約6割。キッチンカーがビル内外からの広場への人の流れを生み出す。
・購入理由「おいしそうだったから」が約8割。
・広場にキッチンカーが来ると嬉しい理由の1位は「ランチの楽しみが増える」。
・利用年代は30代を筆頭に分散。大手町・丸の内エリアでは年齢問わず利用される傾向。


・ビル外部からの来店が半数以上
毎日日替わりのキッチンカーが出店することにより、ビル内外から広場への人の流れを生み出しています。


・購入理由「おいしそうだったから」が約8割
「美味しそうだったから」「たまたま目に入ったから」など、キッチンカーによって広場の雰囲気が変わったことで、
偶発的な顧客の行動を引き起こしていることがアンケート回答から伺えます。

その他にも、「温かいごはんが食べたかったから」「外で食べられて気分転換になるから」といった声が寄せられました。

・広場にキッチンカーが来ると嬉しい理由1位は「ランチの楽しみが増える」。
アンケート回答者の100%が「広場にキッチンカーが来るのはうれしい」とし、ランチ体験のアップデートがあることや、広場自体への期待感についての意見が寄せられました。

その他にも、「同僚とのコミュニケーションが増えるから」「お店のクオリティが高いから」といった声が寄せられました。

・利用年代は30代を筆頭に分散。
大手町・丸の内エリアでは年齢問わず利用される傾向があることがわかりました。

男女比率については、今回の調査では女性が約65%とやや多い傾向にありました。
なお、キッチンカー事業者により報告される売上分析データからわかる男女比率については、同じ広場での出店でも、店舗によって男女比率が変動する傾向があります。

・まとめ
今回のアンケートを通して、キッチンカーが毎日日替わりで出店することで、多様な人々がパブリックスペースとしての広場を活用する
きっかけにつながっていることがわかりました。


メロウは今後も、大丸有地区にキッチンカーが増えることで広場活用を通じた人と企業が集まる交流の場づくりを推進します。
そして、地区全体の付加価値を高め、日々のオフィスのランチタイム時の利用はもちろん、観光、お買い物時にもご利用いただき、街がさらに活性化することを目指します。

三菱地所 担当者様のコメント

弊社の描く『丸の内 Re デザイン=人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台づくり』の実現には、
まちのリアルな接点での多様で魅力的、かつ安心なサービスの提供と、一人ひとりのニーズを迅速に把握し、還元する仕組みづくりが欠かせません。
今回の調査から見える通り、幅広い層とエリアに対して価値を提供できるSHOP STOPとのアナログ・デジタル両面での協業を通じて、
まちの魅力づくりを実現することを楽しみにしております。

(※1)公開空地:公開空地とは、ビルやマンションの敷地内に設けられた広場や遊歩道、サンクンガーデン(半地下の広場や庭園)、ピロティなどの空地のことです。
ビルやマンションの利用者だけでなく、周辺住民や通行人など、一般の人も利用できるスペースです。
建築基準法では、敷地面積が一定規模以上の土地に、公開空地を設けたうえでマンションやビルなどを建設する場合、
特定行政庁(都道府県知事または市区町村長)が、交通、安全、防火などの面で支障がないと認めれば、
容積率の割り増しや高さ制限の緩和が受けられるとしています(建築基準法第59条の2)。
これを総合設計制度(正式には「敷地内に広い空地を有する建築物の容積率等の特例」という)といいます。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/seido/kisei/59-2sogo.html

SHOP STOPとは

キッチンカーをはじめとした店舗型モビリティビジネス向けのプラットフォームです。
プラットフォームのステークホルダーに対して複合的な課題解決および価値を提供しています。
現在、営業場所861カ所、登録店舗数2332店と日本最大規模となっており、全国20都道府県で営業を実施済み(実証実験含む)で、今後もエリア拡大を加速していきます。

さらに、SHOP STOPのネットワークを活かし、人口減少・少子高齢化の進む地域社会のハブとなる活動や、
買物難民支援、災害支援といった社会的機能としての発展も見越しています。

また、多種多様なキッチンカーを手軽に探すことができるSHOP STOPアプリでは、個店の情報として分散しがちなキッチンカーの情報を集約し、
集客機会や顧客接点を創出しています。また、ハイブリッドワークに適した「勤務地・自宅登録機能」や、「気になるお店の通知機能」も搭載するなど、
キッチンカー事業者、顧客双方の課題の解決や、社会の変化に応じたアップデートを続けています。

サービスURL:https://www.mellow.jp/shopstop
iOS版アプリ:https://apps.apple.com/jp/app/shop-stop/id1198454992
Android版アプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mellow.schedule&hl=ja